暫しの休息

 早いもので、ブログを書き始めて4年半、1642回目になりました。

夜遅くになっても、海外でも、集中治療室の中でも 基本的には一日も休む事なく書き続けてきました。

我ながら良く続いたなぁ〜って感心しています。

ブログを始めたのは、ある人との約束から。

4年以上 続けてきたので、約束果たした感は有るのですが・・・

毎日 毎日 たわいも無い話題に終始していましたが、お付き合い下った方には本当に感謝 感謝です。

ただ 最近ブログを更新する事が 正直「行」化して、かなり辛いものがありました。

流石に毎日は無理になってきました。

という事で、ブログは暫くお休みします。

みなさん、また気が向いた時に書かせて頂くことも有ると思いますので、その時はよろしくお願いします。

それでは皆様 おげんきで。

ありがとうございました。


設計について考える

  私達 建築の仕事はお客様の 素晴らしい想像力に依るところが大きくあります。

いくら良い設計でもデザインでも 模型を造ろうが パースを書こうが、お客様の想像力なくしては理解頂くことは不可能です。

だからと言ってお客様が 「どうしたら家族や自分の為に使い易いか?」

「どうしたら動線も 家事時間も短く出来るか? 」

「どうしたら家族の会話が弾み、お家にいる時間を楽しく幸せに豊かに過ごせるか? 」

「どうしたら個人や家族のアイデンティティを満たせるか? 」

具体的に答えられる方は、ほぼいらっしゃいません。

私達「安藤建築」は、その「どうしたら」に応える為に 様々な設計&デザインの工夫を積み重ねてきました。

そして、それが独りよがりにならないように、統計資料や外部のシンクタンクからデータを分析したり、専門のコンサルタントやデザイナーに依頼して多くのノウハウを蓄積して、今日に至っています。

その為に使った費用は、ここ15年間だけでも一億円を超えています。

また、安藤建築では一年間 で 約26棟の完成工事がありますが、設計やデザイン、コーディネートに使っている費用は年間三千万円を超えます。

この金額は、私共のような規模の会社としては、突出していると思います。

また、お客様への聞き取りも 通り一遍ではなく「暮らしインタビュー」と呼び、設計デザイナー立ち会いのもと 4時間以上かけて、じっくりと 平日、休日の生活パターンや全ての収納の中身を拝見させて頂き、お客様の暮らしを共有化します。

ここまで する事で、お客様の暮らしや個性にフィットした提案ができます。

ですので、私共では決して簡単にプラン提出することはしませんし、無料でする事もありません。

量産住宅メーカーをはじめ 多くの建築屋さんでは、一般的に敷地調査や平面図、立面図、などのプランニングは無料です。

無料にしている分、設計&デザインに 手間暇やお金を掛けることはせず、企画住宅のような 造り手にとって都合の良い「住む為の箱」を提案します。

先程も書きましたが、素人である お客様は具体的にどうしたら良いか分かっていません。

その 分かっていない お客様の言う通りに図面を書くことを注文住宅と呼び、それをひたすら悪気なく? 繰り返す。

なぜなら、この方法が建築屋にとって 一番楽で、時間が掛からず 、考えなくて済んで、間取りの責任は お客様になるからです。

だから、まことしやかに「家は3度建てなければ 良い家にならない」などと言われるようになります。

これはプロとして有ってはならない恥ずかし事で、患者の言う通り治療する医者はいないし、お客様の言われたまま料理するシェフも お客様の言われたまま服を作るデザイナーもいないのに、世の中で一番高い買い物である住宅だけには、残念ながら普通に存在しています。

どこまでいっても 100%満足する事は 無理がありますが、一度目の住宅建築で 極力それに近づける仕事こそ プロの務めだと思います。


断食セミナー

  先週、久しぶりに断食セミナーに参加してきました。

私は自主的に2日延長しましたので、都合5日間の完全断食でしたので、正直かなり結構きついものがありました。

今回、私が参加したのは中津川総合療術院の川邊先生主催のデトックスセミナーで、マクロビオティックの考え方で断食をする事で、心身共にリフレッシュします。

このセミナーは特に病気の方に効果があるので、癌をはじめ重い病気を患っていらっしゃる方も多数 参加されていますが、効果が実感出来るためかリピーター多数(驚異の半数位の方がリピーター)しかも、皆んな明るく爽やかです。

マクロビオティックの基本の勉強や 季節 季節の食事の取り方、色々な病気に対応した食事療法などの講義から、ヨガをしたり ウォーキングをして身体から排毒を促したり、生姜湿布で身体の悪い部分に対応した療法があったり、盛りだくさんです。

更に今回は、新潟県十日町の人格者 村山土建の村山さんが参加され、希望された方々の名前からくる運命の不思議、姓名学の鑑定付き。

これは 陰陽五行や易、数秘学が元になっていて 本当に良く当たっていて、私も考えて頂きました。

私も毎回、このセミナーでミニ講演会をさせて頂いて テーマはお任せなので、住宅の話を少し絡めながら 自由に話をしています。

  また、この断食は 他所の断食と違って 野菜スープや米飴のホットドリンクで血糖値のコントロールをしてくれますので、お腹は さほど空きませんが、心と身体から思いっきり排毒作用が起こりますので、色々な症状が体験できます。

中には大きく運命の転換が起こった人も多数、参加同士で運命の人と出会って結婚されたカップルも誕生しました。

ま〜何はともあれ一年に一度位、断食をしてリフレッシュする事も大切な事だと思います。
ちなみに私の体重は5キロ以上減りました。


「変わる」について考える

  自分の人生や性格、行動を急に良くしようとしても、無理だと思います。

最初は意識して 良い習慣をコツコツ身につける以外に方法はありません。

良い習慣に裏打ちされた、その人の行動や習慣が人格や人柄として表れるのでしょう。

 私達のように商売をしていれば、会社の雰囲気や社員さんの雰囲気に表れます。

物を作っている人には、作った物に表れる筈です。

ただ、悪習は直ぐに身に付きますが、良い習慣は なかなか身に付きません。

どんな小さな事でも、どんなに良いと思える事でも 習慣や やり方を「変える」作業は本当に骨が折れます。

そして、ほとんどの人が途中で諦めてしまいます。

だからこそ、習慣を変えていった人やコツコツと続けた人が世の中から評価されるのかもしれません。


臨死体験

  臨死体験をされた方の体験を集めて、それを取りまとめた記事を見つけましたので、紹介したいと思います。

私も 大腸癌、胃癌を経験した後、岩山から滑落して死にかけたり、肺塞栓症で、もうちょいであの世に逝きかけましたが、何とか生きていますが、臨死体験の経験は幸いにもありません。

臨死体験をされた方の過程は嘘か本当かはわかりませんが、かなり興味深いものがあります。

特に最後の、その人の「判定基準」を決めるものは、今後の人生を歩いて行くのに何を大切にするかを考えさせられます。

そして納得する事、間違い無しです。

以下は記事からの抜粋です。

臨死体験者150人による
「死ぬ1秒前」の全容が明らかになりました。
それによると、蘇生に至るまで14の過程があるという。

蘇生に至るまでの過程
1、自分の死の宣告が聞こえる
 
2、これまで経験したことがないような穏やかで
愉快な感覚に包まれる

 

3、不思議な声が聞こえる。
中には美しいメロディーという人も
 
4、突然暗いトンネルの中に引っ張られる
 
5、魂が肉体から離脱し、
外部から自分の身体を観察する
 
6、懸命に自らの苦境を他人に訴えるが、
誰にも聞こえない
 
7、時間の感覚がなくなる
 


8、視覚や聴覚が非常に敏感になる
 
9、強烈な孤独感に襲われる
 
10、周囲に様々な“人”が現れる
 
11、「光の存在」と出会う
 
12、自分の一生が走馬灯のように映し出される
 
13、先に進むことを遮られる
 
14、蘇生する

 

というステップを踏むのだという。

また、死の直前には自分の一生に対する評価が下される。
 
その判定基準はどれだけ出世したかや金儲けできたかではなく、
「一生のうち自分がどれだけ愛やぬくもりを
他人と共有できたか」

になるという。

周りの人をどれだけ愛し愛され、共有できたが判定基準って 何だか素敵じゃないですか❗️
 


第122回名古屋街頭清掃

  今日は第122回名古屋街頭清掃がありました。

週末で お休みにも関わらず、100名を超える皆さんにご参加いただきました。

週末は会社がお休みなので、いつもより少なめの参加者を予想していましたが、むしろ いつもより多くの皆様にご参加頂き、本当に有り難いことです。 
名古屋市最大の繁華街 錦3丁目も今週末は、人出も多かったせいか 凄まじいゴミの量でした。
しかも土曜日、日曜日は 錦の街を掃除する公共事業のお掃除業者さんが入りませんので、レギュラー参加者の方でさえ驚く程でした。
当然ですが 空気も淀んで気の流れも悪く、街全体が重苦しい雰囲気に包まれていて、そんな中にいると 人の心も荒んでくるのは当たり前のように思います。
日本美しくする会 相談役 鍵山秀三郎さんは「人の心は、見たもの 目から入ってくるものに大きく影響される」と言われ、少しでも人の心の荒みをなくす為に50年以上前に一人で掃除をはじめられました。
それに習って掃除を始めた私達ですが、100名以上の人が集中して一時間掃除をすると、さっきまで淀んでいた空気が凛として澄み渡り、爽やかな気に包まれ 街が輝いて見えます。
私はこの瞬間が大好きです。
掃除をして 場を清めると、本来のその場所に有った「気」が蘇り、場も活かし人も活かすのだと思います。
お休みにも関わらず、ご参加下さった皆様、そして 昨日の日本を美しくする会中部ブロック会議にご参加頂いた各地の世話人の皆様にも、わざわざお泊り頂いてのご参加、心から感謝いたします。ありがとうございました。


感動を商う

  最近、歳をとったせいか涙脆くなってきたように思います。
色々な事に 直ぐに感情移入してしまい、身内や親しい人の前でも恥ずかしいのに お客様や知らない人の前でも泣きそうになります。
この前なんか 映画館で感動し過ぎて、嗚咽が止まらなくなって困りました。
それは ともかくとして、私の敬愛する「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎さんは感動について、こんな事を言っておられます。
以下は鍵山さんの お言葉です。
 平凡なことを継続して実行していると、平凡の中から生まれる非凡というものに必ず出会います。
この非凡には 大きな力が秘められており、人を心底感動させる力があります。
生きることも、仕事をすることも、人に感動を与えなければ意味がありません。
感動こそ生きている証です。
感動こそ人生です。

平凡な事を非凡に続けていらっしゃったからこそ湧き出る言葉の重みを感じます。
 私は、自分自身が感動する事も大切な事だと思いますが、自分がした事で 他の人に感動してもらえたらと思います。
人は 普通の事では、なかなか感動などしてくれません。
まして、仕事を通して感動をご提供するには お客様の期待と予想を遥かに超えた仕事で、応えるしかありません。
そんな仕事こそ安藤建築の理想であり、理念でもあります。


不幸を呼ぶ 5つの習慣

 日刊SPA!でこんな記事を見つけました。

以下は記事からの抜粋です。

 不幸を呼ぶ日常の習慣5つ 些細な行動が幸福度を左右する!?
不幸を呼ぶ日常の習慣5つ 些細な行動が幸福度を左右する!?

自分は“幸せな人生”を生きていないのではないか――われわれの一人ひとりが漠然と感じていた閉塞感が、今や日本全体の問題となりつつある。

その背景にある原則を探りながら、「脱不幸」のためのカギを紹介する。

◆些細な行動が“幸福度”を左右する!
各種研究からわかった“不幸を呼ぶ習慣”をダイジェストで紹介。

行動療法の研究者たちが行ったある実験では、参加者をトレッドミルで歩かせたのち、頭に浮かんだ単語を思いつく限り書かせた。

すると、背筋を伸ばし、手を振って歩いていた人ほどポジティブな言葉が多く、猫背で歩いていた人はネガティブな言葉が多かったという。

気分はカタチから、である。

ブリテッシュ・コロンビア大では、スタバでコーヒーを買う人の気分の変化を調査した。

その結果、店員と目を合わせて微笑んだり、ちょっとした会話をしたりするほうが“気分がアガる”ことが判明。

駅の待合室やバスの中で見知らぬ人と会話することにも同様の効果があるという。

“無言”は人生をつまらなくさせるのだ。

NHKの「白熱教室」にも登場して話題を呼んだ心理学者のエリザベス・ダン博士は“自分へのご褒美”の効果を調査している。

自分へのご褒美として好きなだけチョコレートを食べた人と、1度食べたら次に食べるまで1週間ガマンした人とでは、後者のほうが幸福度が高いという結果に。

自分を甘やかすのもほどほどに。

こうして見ると、意外と“幸せになれない”ほうの選択肢を選んでいるシーンが多いものだ……。

<不幸を招く日常の習慣>

・猫背で歩く、座る
・買い物するときに無言
・知らない人とは話さない
・友達が似たタイプばかり
・自分を甘やかしすぎる

― 日本人を不幸にする習慣 ―

少しだけ思い当たることがあったかと思います。

参考になれば幸いです。


「住宅設計の進化を怠っていないか」

  LDKは組合せパズルとキッチンパターンで、子供部屋はただの箱で設計していないか。

住宅設計者の多くは忙しく、仕事をこなすのが精一杯。

更に営業からは、早くプランを出せという圧力も  それに拍車をかける。

LDKは勉強部屋、書斎、趣味部屋も兼ね、子供部屋は個性室に変化している現状のお客様の暮らしに気づかにズレていないか。

暮らしの捉え方の深化が必須。

上記の言葉は十数年間 お世話になった私の建築の先生、松尾俊朗社長の言葉です。

建築業界は設計者も含めて長きにわたり惰眠を貪ってきたように思います。

LDKと言う発想と それに対する思い込みから脱却すること無く、工夫もせず組み合わせによって茶を濁し、お客様の暮らしや趣味、アイデンティティに合わせアレンジして進化させるという発想もないまま、ここまで来てしまったようです。

これはLDKや子供部屋に限らず、全てにおいて同じで、洗面やお風呂はこんなもの、和室はこれが当たり前など 既成概念にとらわれ、新しい事を生み出す事や 考える事はしんどいと言う理由も合わさりプロとしての義務を怠ってきました。

その為に 楽しく豊な空間であるべき住宅が、暮らすための 只の箱と化し、大きな喜びも楽しみも感じる事のできなくなった住宅から お客様の心が離れてしまったように思います。

私達は松尾 先生のお陰で、この事に具体的に気がつき進化し続けてまいりました。

まだまだ道半ばですが、積み上げたノウハウとデザインやソフトは大きな財産となりました。

これからもお客様のアイデンティティやニーズの変化に対応し、プロとしての工夫や新たなる提案を重ねながら進化して行きたいと思います。

安藤建築が目指すものは、住宅を造らせて頂くと同時に、「豊で楽しい 暮らし」「家族の時間を創造」する設計デザインをご提供する事です。


「ゆとり」を生む住宅

  日本と欧米の生涯支出を比較すると、日本は教育や食費、住宅にかかる支出が多く、その為に「ゆとり」と言われる支出が少なくなっています。

残念ながら 戦後、日本の家の寿命は26年足らずになってしまいました。

建物内の湿気を自然通気させず、日本の高温多湿な風土に合わない工法が主力となり、より早く より製造コストを下げ 利益追求を目的とした為、安価で寿命の短い新建材や調湿しない断熱材が主流となり、結露や極端な劣化を発生させた事が原因です。

レンガや石に見せかけたセメント製の外装材のサイディングや、合板で出来た『無垢風 フローリング』、石油から出来た『塩化ビニールクロス』など。

偽物や張り物、接着剤たっぶりの新建材を寄せ集めて、わずか2ヶ月程で完成してしまう量産住宅が主力となった日本の住宅の寿命は、先進国の中で極端に単寿命です。

例えばイギリスの住宅の平均寿命は 120年、アメリカの住宅でも約80年と言われています。

日本の風土を一言で言い表すと『多湿』で、この多湿な風土の中で いかに心地よく暮らすことが出来るのか、一昔前の日本の家にはそのヒントがたくさん詰まっていました。

『蔵』や『古民家』に代表される調湿する家というのが、それに当たります。

分厚い土壁や漆喰の壁、張り合わせや模造品ではない本物の無垢の木、木の建具や畳・障子といった湿度の中で呼吸する材料たち。

これらの素材は露点がなく、湿度が高い時には適度に吸いとり、周りが乾いている時には湿気を吐き出してくれます。

この『調湿』してくれる本物の素材で建てていた頃の日本の家は、とても長持ちで『古民家』と呼ばれ、建てた当時よりも価値のある建物になっています。

ヨーロッパでも50年より100年、100年より200年経った住宅の方が価値が高く、また 世代を超えて「住み継ぐという文化」が結果的に住宅にかかる生涯支出を抑えます。

『工期の短縮』や『目新しい商品』に対して重点を置き、新建材と接着剤に囲まれ、エアコンなどの機械で空気をコントロールせざるを得ない家は、むしろ近代的とは言えず、不自然です。

安藤建築の造っている家は、基本的に接着剤や化学溶剤、内装に合板フローリングやビニールクロス等は使いません。

なぜならば、私たちが望むものは家という『箱』ではなく、『健康で、快適で、心地よい環境』だからです。

そして、それを永く維持することが本来の家の目的であると定義する事で、金銭的にも心的にも「ゆとり」が生まれるのだと思います。