収納について考える

  住宅専門誌等で注文住宅を建てられた人にアンケートを取っていますが、20年以上連続して不満ナンバーワンに上っているのは収納です。

それにしても20年以上も不満のナンバーワンになっているにもかかわらず何の解決もしなかった住宅業界は本当に酷いと思います。

それに対して安藤建築の満足度ナンバーワンに上がっているはのは収納です。
実は安藤建築には暮らしのアイデアや動線、家族のコミュニケーションなど多くのアイデアがありますので、収納が満足度ナンバーワンなのは 嬉しいのですが少々複雑な思いもあります(笑)。

さて、収納の中で奥様達が特に困っているはその絶対量の少なさです。

住宅の床面積に対する収納面積の割合で工夫すればなんとか収納できるレベルは15%で 、20%あると ストレス無く収納できるレベル、25%を超えると極端に収納に要する時間を短縮できるレベル、13%以下は絶対量が少なすぎて収納に困難をきたすレベルと言われています。

驚いくことに全国の住宅の収納面積の割合は 僅か10%で、これでは収納量が少なすぎて不満のナンバーワンになるのは当然のことです。

だからといって無計画に大きな収納を作ると 、仕舞ったら二度と出さない倉庫が出来上がり、収納としての機能を果たしません。

そこで私たちが提案しているが生活動線上の適材適所でしかも適量の収納です。

そのためには必ず、暮らしインタビューが必要になってきます。

家族の動きや奥様の動き、家事の流れの中で スムーズな出し入れや しまう物によって大きさや奥行き、高さなど様々なものを検証します。

それぞれのご家族によって必要な収納量が違います。

服が多かったり靴が多かったり食器や調理器具が多い人、食品ストック、雑貨、ゴルフ道具やスキー用品、キャンプやバーベキュー等のアウトドアセットなどなど本当に様々です。

そして面白いことに ご本人達があまり認識していないことが多いのです。

建築屋も、ほぼ考えることなく慣例でこんなものでいいだろうぐらいでプランニングしますし、お客様も どれぐらい物があるかを把握していないので、出来上がってしまってから収納する場所に困ってしまう訳です。

暮らしインタビューをすることで、どこに何をどれだけ収納すれば一番使い勝手が良くなるかを考える 。

そして今もっているもので捨てるものと残す物をリスト化し棚卸しをする。

これを一つ一つ丁寧にすることで適材適所で適量の収納プランが完成します。


『時の試練を経た人生の知恵』

サム・レヴェンソンの詩集 『時の試練を経た人生の知恵』からの一節。
なんとも言えない優しさと強さで心に深く残ります。


「時を越えた美しさの秘密」


魅力的な唇のためには、優しいことばを紡ぐこと


愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること


スリムな体のためには、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと


豊かな髪のためには、1日に1度子供の指でといてもらうこと


美しい身のこなしのためには、決してひとりで歩むことがないと知ること


人は物よりもはるかに多く回復し、復活し、生き返り、再生し

報われることが必要なのです。


繰り返し報われることが。


人生に迷い、助けて欲しい時、いつもあなたの手のちょっと先に


助けてくれる手がさしのべられていることを、忘れないで。


年をとると、


人は自分に2つの手があることに気がつきます


ひとつは自分自身を助けるため


もうひとつの手は他者を助けるために。


  ユダヤ人の格言に「手のひらは もらうためではなく、あげるためのも」というのがあります。

私達一人一人の心に、この言葉の真の意味が宿った時、争い事がなくなり世の中が変わるのかもしれません。


大丈夫❗️大丈夫❗️

  辛い時や悲しい時、やりきれない気持ちになる事は 誰にでもあります。

人間 生きていれば色んな事があり、それを一つ一つ乗り越えていくしか ありません。

時には立ち止まったり、逆戻りしたり、遠回りしながらも 自分自身との約束を果たしてこその人生です。

偉そうな事を言っている私も 勿論、辛い事や 挫けそうになる事は、きっと誰よりも沢山有ります。

むしろ小さな事に、いつもくよくよしています。

そんな時、何かでふと目に留まった この詩を何度も何度も読み返します。
「大丈夫

いつだって大丈夫
完璧な守りがあなたを

取り巻いてる
体験という体験

そのすべてが

あなたのいのちの栄養となるから•••
恐れを捨てて

今ここを悠々と味わおう
湧き出る感情

すべてを抱きしめれば

生きてる鼓動、愛しく感じるよ
泣いてても

笑ってても
そのすべてを優しく抱きしめる

大きな愛

それこそが神様の心
いのちゆだねるほどに

感謝で溢れていくよ」

そして、心に微かな火が灯り 勇気の力が少し湧いて 小さな元気のスイッチが入ったら、志を思い出し また一歩ずつ歩き始めます。

だからいつも「大丈夫❗️大丈夫❗️」と根拠もなく自分自身に対しても、周りの人に対しても言っています。

私は「大丈夫❗️」という  この言葉が大好きです。(笑)


自立(律)心について考える

「自立(律)心を育てる」とか「自尊心」を大切にする件で最近、女子社員さんと話になりました。

人間は必ず自律できると信じています。
自立(律)とは、自身で気付き、自身で考え、自身で結果を予測して、自身で行動を起こし、自身で結果を受け入れる事だと思います。
自立(律)心を育てるためには、「ほめる」「まかせる」「感謝する」「信頼する」「認める」が、とても大事だと頭では分かっていますが、これが なかなか難しい。
その女子社員さんは「小さな事や行った事に対して褒めて欲しい」「認めて欲しい」「強い言葉で指示出ししたり、叱らないで欲しい」と勇気を持って言ってくれました。

私は自身の生い立ちから 自分がそれで鍛えられたように 仕事に対して いつも私の考える完璧な状態を求めて、当たり前に厳しい対応や指導をしてしまいます。

そんな時、自立(律)心が育たない理由を考えれば明白で、「うまくいっても、褒めたり認めたりせず当たり前の対応をする」「とにかく指示通りに進めようとする」「うまくいって当然、失敗したら厳しく指導」「指示通り上手くいくか、私の予想を超えた時にしか褒めない」

強力なリーダーによる 支配や管理では、人はそれなりには動きますが 主体性は無く、やがて限界がきます。
これでは 自律心が育つ事は無く 結果的に組織の力は いつまで経っても強まりません。
まずは「話をゆっくり深く聞いて認める」「部分や小さなことも褒める」ところから始めないと前へは進めないと言う思いに至りました。


【心戒十訓】

 今日は最近見つけた【心戒十訓】を紹介したいと思います。

ひとつひとつの言葉は知っている事ばかりですが、出来ているかといえば 出来ていない事ばかり。

言われてみれば成る程と思う事ばかりですが、自分の口からは出る事はない。

語る事は出来ても 常に実行できない、続かない。

言行一致って なかなか出来なくて、私はすぐに挫けてしまいます。

でも忘れてはいけない言葉の数々です。

【心戒十訓】

1.人を大切にする人は人から大切にされる

2.人間関係は相手の長所と付き合うものだ

3.人は何をしてもらうかより何が人に出来るか      が大切である

4.仕事では頭を使い、人間関係では心を使え

5.挨拶はされるものではなく するものである

6.仕事は言われてするものではなく、探してするものである

7.わかるだけが勉強ではない、出来る事が勉強だ

8.美人より美心

9.言葉で語るな、心で語れ

10.良い人生は、良い準備から始まる                      誰でも、あなたの所に来た人が 前よりもっと気分良く、もっと幸せな気持ちで 帰ることができるように。                                                     あなたの顔やまなざし、あなたの微笑みに、親切を見ることができますように。                   喜びは私たちのまなざしから、ことばや振る舞いにあらわれます。                                           それは決して隠すことはできません。

=マザー・テレサ=


人生をいじくり回してはいけない⁈

  ゲゲゲの鬼太郎や悪魔くんで有名な漫画家、水木しげるさんが生前に 人生について深い言葉を残されています。

水木しげるさんは先の大戦で南方戦線に派遣され、片腕をなくされました。

その時に経験した南方の島の人々の生き方が、その後の人生に大きな影響を与えたと記されています。

以下は水木しげるさんの言葉です。

「入隊して問もなく、私は南方の島、ニューブリテン島のラバウルヘと送られることになりました。

腕を失って前線から後退した私は、島で暮らす人たちと仲良くなった。

彼らは朝起きると、主食であるバナナを採りにいく。

そして昼問は涼しい家のなかでのんびりしている。

客人が来れば心からもてなし 祭りの日にはみんなで歌い踊る。

ただそれだけの生活で 彼らには義務のような仕事などありません。

もしかしたら人生の目標なんていうものもないのかもしれない。

それでも彼らは、とても満ち足りた表情をしていました。

彼らのなかには「幸せ」という言葉はありません。

それでも彼らの村には「幸せ」の空気が充満しています。

それは彼らの日常生活の中に、幸せが自然に組み込まれているからです。

あえてこれが幸せですと取り出して確かめなくても、ほのぼのとした幸福感に包まれているんです。

「幸せ」なんていう言葉がないほうがいいと私は思います  そんな言葉があるから、人は「幸せ」を叫ぶのです  もっと幸せになりたいと叫ぶのです  本当の幸せとは、叫んだからといって手に入るものでもない。

私は彼らの村に流れる幸せの空気を、日本に帰国してからも思い出しながら、暮らしてきました。

やりたくないことは無理にやることはない、自分にできないことは他人に任せておけばいい、小さい頃から私はそう考えていました。

自分の好きなことをやる  そのために人は生まれてきたのだと私は思っています。

やりがいだとか、充実感といった言葉をよく耳にしますが、結局は自分が好きなことにしか、そういうものは見つからないような気がします。

やりたいことが見つからないと言う人がいますが、まずは自分が好きなことは何かを考えること、小さい頃に熱中したものを思い出すんです。

ただし、好きだからといって成功するわけじゃない、いくら情熱を傾けて努力をしても報われない人はたくさんいます。

努力は人を裏切るということも知っておくことです。

それでも、好きなことに情熱を傾けている問は、きっと幸せの空気が漂っているものです。

私は自分が幸福だと思っています。

好きなことに情熱を注いで、人生を生き切ること、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。

そんな時に、あたふたと騒がないほうがいい、幸福だの不幸だのといちいち口に出さないほうがいい、人生にはいろんなことが起こって当たり前、それらに一喜一憂するのではなく、放っておくことです。

人生を へたにいじくりまわしたところで、何の解決にもなりません。

起きてしまった不幸はもうどうしようなもない、ならば自然の流れに身を委ねてしまったほうがいい、しょせん人問の力ではどうしようもないこともあるものです。

ラバウルの人たちは実にわかりやすい人生を送っています。

神様から与えられた人生を決していじくり回したりしません  だから、幸せの空気に包まれているのでしょう」

  私達は世の中の 誰が作ったかわからない仕組みや価値観に巻き込まれ 思い込まされているようです。

少し立ち止まって ゆっくりと考えてみたいと思います。


増税延期について考える

 2016年6月1日、安倍首相が正式に消費税増税を再延期することを発表しました。

現在の8%から10%への引き上げを2017年4月に実施する予定でしたが、2019年10月まで2年半延期されます。

税金が上がらないというのは喜ばしい⁇ ことですが、一方で福祉や社会保障などの問題が先送りされたり、日本国債の格下げの懸念なども聞こえてきます。
ただマイホーム新築や購入を計画している方にとって、消費税増税の延期による住宅ローン金利は気になるところです。

そこで、住宅ローン金利等を軸に 少し調べてみました。

まずは経済や市場への影響は横に置いておいて、住宅をお考えの方には 増税されないことは歓迎すべきことでしょう。

108円の缶コーヒーが110円になってもあまり実感はありませんが、マイホームの購入となると、かなり話が違ってきます。

仮に3000万円のマイホームを購入する際に、2%増税すると60万円も税金が高くなります。

さらに、不動産仲介料や住宅ローンの諸費用などにも税金がかかりますから、70万円以上の負担増となってしまいます。

量産住宅メーカーが 消費税増税を理由にお家を建てる方や購入を計画している方を煽っていましたが「増税前までに」と焦る必要がなくなりました。

また、消費増税をあくまで「延期」しただけなので、経済への影響はプラスにもマイナスにもなりません。(一時的な一般消費活動の低迷が予想されていたので、マイナスイに振れなくなったかも・・)

さて先程も触れましたが、 気になるのは住宅ローンの金利への影響です。

一部の住宅系のエコノミストや量産住宅メーカーは「消費税増税の先送りは住宅ローン金利の引き上げを意味する」と騒いでいます(いつも何だかんだ理由を探してマスコミを使って煽っています)。

消費税などの増税があると 一般的に国債の格付けが下がります(前回、消費税が8%に上がった時も国債の格付けが下がり、マスコミなどが結構大騒ぎしていました)。

国債の格付けが下がると 国際的な信用度が下がるので人気がなくなり、金利が上がるのですが、2015年9月に格下げが行われた後も 日本の国債は買い入れが進み、むしろ金利が下がっています。

なぜこのような事が起こるかと言うと、日本国債は日本人が保有率の9割以上を占めていると言う特殊な環境下にあり、今までも国債の格付けが下がったとしても 金利への影響はありませんでした。

国債の利率を基準にして決められている住宅ローン金利なのですが、上記の理由から消費税増税の延期による影響は 基本無さそうです。

したがって、消費税増税予定の2019年10月までの2年半の猶予が生まれました。

マイホーム新築や購入をご計画の皆様には、決してマスコミや量産住宅メーカーなどに踊らされる事なく、一生に一度の大切な事ですので、じっくり腰を据えて取り組んで頂きたいと思います。


S様邸 地鎮祭

 今日は名古屋市北区で S様邸の地鎮祭がありました。

桜で有名な通り沿いに オシャレな自宅兼カフェを造らせて頂く事になりました。

川のせせらぎの音が聞こえる 時間が少しゆっくりと流れているような静かで素敵な場所です。

終の住処として過ごすにはもってこいですし、カフェとしてリラックスしながらゆったりと寛ぎながら食事をしたりコーヒーを飲むにも最高のロケーションです。

そんな場所にS様の個性溢れる夢の一杯詰まったお家が建つかと思うと、今からワクワクします。

S様ご夫婦は毎回、カッコイイ車にスタイリッシュな出で立ちで打合せにお越し頂きました。

そんなお二人がチョイスされたデザインと内外装は本当にオシャレです。

完成が待ち遠しくて 楽しみな一軒です。

工事が始まりましたら、またアップしたいと思います。


諏訪大社 御柱祭

  今年は7年に一度の諏訪大社 御柱祭の年でした。

御柱祭は長野県諏訪地方で行われる祭で、諏訪大社における最大の行事です。

正式には「式年造営御柱大祭」といって、寅と申の年に行なわれる式年祭です。

長野県指定の無形民俗文化財で日本三大奇祭の一つとされています。

山中から御柱となる樅(もみ)の大木を16本(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮  各4本)切り出し、各地区の氏子さんが分担して4箇所の各宮まで曳行するのですが、山出しする時に木落しと言う荒技が行われ、これが御柱祭りの見所とされています。

木落しは最大斜度35度、距離100m。追い掛け綱が斧で切られ、御柱は氏子を乗せたまま猛然と坂を突き進みます。

今年は坂に笹が敷かれ、御柱が止まりにくくした為に近年になく落ちるスピードが上がったそうです。

 私はこの木落しが見たくて見たくて仕方がないのですが、その存在を知った24才の歳から未だに直に見た事はありません。
と言うことで、このお休みに急遽諏訪大社に行ってきました。


  御柱祭りは、数え年の7年目「数えで7年」と慣例によって表記されますが、正確には満6年間隔で行われ、次回は 平成三十四 壬寅年の開催となります。

私は還暦を迎えますが、人生の区切りでもあり 再出発の歳とも言われていますので、生きていれば何とか直に見に行きたいと思います。


先人の知恵について考える2

 さて、昨日の続きを。

今日は、方法の一部について考えてみます。

安藤建築が取り組んでいる「外断熱➕ダブル遮熱➕内断熱の四層の断熱」に 力を入れている事は 何度かお話ししましたが、屋根の形状や軒の出など 光や熱をコントロールするパッシブな設計やデザインなどのプランニングは、断熱同様とても大切です。

安藤建築の設計の基本の軒の出は、雨樋まで90センチ以上出すようにしています。

そうする事で 夏場の11時〜3時までの強烈な日差しをカットして、窓から太陽熱が入らない工夫をしています。

南面に作った掃き出し窓(幅1600×高さ2000)から入る太陽熱は 約600Wで、これは電気ストーブ「中」運転に相当し、窓から入る太陽熱をカットしないと、夏の昼間は室内でストーブを炊きながら エアコンで冷やしている事になり、電気代もエネルギーも とても無駄になります。

 逆に冬は軒が出ていても、太陽の高度が下がりますので、日中の暖かい日差しが たっぷり お家の中に入ります(冬の日中の日差しは電気ストーブ600〜700wに相当します)。

さらに軒の出を伸ばす事で、外壁や塗装を汚れや水、紫外線から守り長持ちさせ、梅雨時期には、軒下がドライエリアになり建物を湿気からも守り、雨の日でも窓を開けて換気できたり 屋根付きのデッキはコミュニケーションの場所になります。

 私達が子供の頃、急な雨に子供達が軒下で雨宿りをする光景を よく見ましたし、そんな時に知らない者同士で、たわい無い会話が生まれたり・・・最近 とんと見ませんね〜 さだまさしさんの名曲「雨やどり」も通じない世の中になっちゃっいました(笑)。

それはさて置き、軒の出一つでも夏の暑さや冬の寒さに対応できたり、外壁を汚れや水から守ったり 長持ちさせたり、湿気対策やコミュニケーションまで産みます。

家造りは トータルで、しかも多面的に考えないといけない事が良くわかります。

然しながら、この素晴らしい建築の知恵は安藤建築のオリジナルでは無く、先人が四季の暮らしの中から編み出してくれた大きな財政の一つです。

そして 四季や梅雨がある日本の気候に対して、先人が遺してくれた豊かな知恵や工夫に学ぶ事は 本当に多くあります。

安藤建築が取り入れている先人の知恵は省エネに限らずまだまだ沢山ありますが、書ききれませんので リクエストがあれば、また書きたい⁇と思います。

雨宿りをする鹿さん達、いったい何を話しているのか?