食品ロスについて考える4

  この前、食品流通業界の商習慣の「3分の1ルール」について書きましたが、それだけを改革しても「食品ロス」が劇的に改善する訳ではありません。

根底には 消費者の要望がある以上、私達の意識改革が不可欠です。

私達は常に新鮮な物を求めますが、程度こそ違いますが万国共通の欲求で、これはある意味  仕方の無い事だと思いますが「賞味期限」「消費期限」で書いた通り、食物受給率が極端に低い日本は 当然長くて然るべきで、それを欧米並みにすることを消費者が容認すべきだと思います。

食べられる物を捨てている現状から考えても、間違った豊かさが生んだ大きな歪みです。

さらに。私達は不自然に美しい物、綺麗な物を求めます過ぎだと思います。

これも大手スーパーが大量消費を促す為に始めた戦略ですが、いつの間にか一般化して、異常に綺麗な野菜やお肉が陳列棚を飾ります。

その為に多くの農薬や着色料や変色防止材、さらに遺伝子組み換え、少し変色したら廃棄処分で、良い事など一つも無いのに・・・

ヨーロッパのスーパーや市場では 採れたての野菜がそのまま並べられています。

土物野菜は土が付いたまま、曲がっていたり大きさが不揃いなのは当たり前で、お肉も吊るし切りで、むしろそれが新鮮な証しで当たり前、その日の物をその日の内にです。

かつての日本の市場も、全く同じだったのになぁ〜。

また、コンビニでもスーパーでも多くの人が陳列棚を漁って 手間に置いてある物より 少しでも新しい物を求めて、奥から引き出して買い物カゴに詰め込んでいます。

これも大きな「食品ロス」の原因です。

私は、20数年前 ドイツを旅していた時にスーパーでサラミを買おうとして 後ろから引き出していて、知らないオバちゃんに 食べ物が無駄になるから古いものから買いなさいと注意されました。

本当に恥ずかしい思いをして、それ以来 直ぐに食べる物は手前から買うようにしています。

これも それも一例に過ぎませんが「食品ロス」を少なくする為には、私達 消費者の意識改革は必須です。


H様邸 お引渡し

  昨日はH様邸のお引き渡しがありました。

H様と知り合うきっかけになったのは安藤建築でお建て頂いたお客様からのご紹介で、私どもの家づくりに賛同くださり、家の概念が変わったとまで言って下さった方のお知り合いです。

そういう お話しだったので、設計の段階から私自身はノリノリで、現場が始まってからは益々 好きなことをさせていただきました。

H様も当初は変な建築やだと思われ 若干心配をされていたようでしたが、不自由なが離れにお住まいになり 毎日つぶさに私どもの職人さんの働く姿勢や仕事を見られて信頼頂きました。

洋間の仕上げ方や和室の材料や天井の仕上げ、床柱など、仕様をどんどん無視して私の気持ちで より良いもので仕事を進めたので、途中からは半ば呆れ気味で、笑いながら任せますから好きなようにしてくださいと言われました。

私どもの職人さん達も張り切ってくださり、関わる人たちの知恵や技術や手間が全てうまく融合して本当に個性あふれるお家になりました。

極めつけは、玄関の吹き抜けの壁に左官職人の名工に依頼して 漆喰を巧みに使って木曽川と その周囲の自然をイメージした漆喰壁画を作製、更に左官職人さんの知り合いの小原村の手漉き和紙で「川面に揺れる満月」でその壁画に華を添えました。

集合写真の背景に写っている気ががそれです。

H様もご家族で大変喜んで頂き、私も心のそこから嬉しさがこみ上げてきました。

建築と言う仕事は、深く関われば関わるほど造り手の楽しみと喜びが大きくなります。

H様 このたびは安藤建築に仕事をご依頼くださり本当にありがとうございました。そしてお引き渡し おめでとうございます。


第121回名古屋街頭清掃

  今日は毎月25時恒例の第121回名古屋街頭の日でした。

早朝で、まだまだ暑い中多くの皆さんにご参加 頂きました。

 また今日は、先日 急逝された「世界の山ちゃん」な山本重雄会長の追悼でエスワイフーズの社員さんも大勢 駆けつけて下さいました。

急な事で会社も仕事も落ち着かない状況にも拘らず、しかも 申し訳ない事に参加者の皆さんにお水の差し入れまで届けてくれました。

掃除の仲間の突然の死を悼んで 全員で黙祷を捧げ、山本会長の御冥福を祈りました。

 今日は、いつもと少し違った感情と感覚を感じながらも お掃除は淡々と進み、いつも以上に沢山のゴミが集まりました。

山本会長は「立派な変人たれ!」と言われ、『ユニークで面白いこと』と『変化していくこと』で世の中を変えたい、良くしたいと願われていました。

私達も微力ではありますが、掃除を通して少しでも人の荒みを無くして 世の中をより良く変える お手伝いが出来れば思っています。


食品ロスについて考える3

 少し前に日本の食品ロスの現状について書きました。

食品ロスの一番の原因が家庭から出されている事に触れましたが、スーパー等の販売店の流通の歪んだ仕組みからも多くの食品ロスが生まれています。

  食品流通業界の商習慣に「3分の1ルール」というものが有ります。

これは1990年代に大手スーパーが作った暗黙のルールで、凄まじい資源の無駄遣い「食品ロス」になっています。

「3分の1ルール」は食品の製造日から賞味期限までを3分割し、「納入期限は、製造日から3分の1の時点まで」「販売期限は、賞味期限の3分の2の時点まで」を限度とするもの。 

例えば賞味期限が6カ月である場合、2カ月以内の納品、4カ月以内の販売が暗黙の了解として求められる。 この「納品期限」「販売期限」を過ぎた商品の多くは賞味期限前に廃棄されると言う驚くべきルールです。

このルールは他国と比べても、非常に厳しく、多くの国から批判の対処になっています。

製・配・販連携協議会によると、アメリカの納品期限は賞味期限の2分の1、フランスやイタリアはさらに長く3分の2で、イギリスは4分の3とより緩やかになっていて、日本の3分の1は 上記から見ても 明らかに行き過ぎです。

製造材料の約70%以上を海外依存している日本では、全くもって無駄な商習慣と言わざるを得ません。

また、私達 消費者も賞味期限と消費期限を今だに混同して、間違った認識が常識化しています。

消費期限は記載された期日迄に食べなければ品質の劣化が心配されるもの、賞味期限はその期日迄が美味しく食べられて、それを過ぎても勿論 食べれますが、味が少し落ちる心配がある事を意味します。

当然ですが、消費期限にも賞味期限にも2倍以上の安全率が加算されていますので、期限が過ぎて即味が落ちたり、食べられなくなったりすることはありません。

にも拘らず3分の1ルールは「賞味期限」が切れても十分食べられる物を「賞味期限」が切れる前に廃棄してしまう 本当にとんでも無いルールです。

当然ですが、廃棄処分される費用や無駄になる材料分の金額は販売価格に転嫁されています。

大手スーパーや販売店の 製造メーカーに対する過剰な要求はイジメに近いように感じますが、そもそもこの現状を生み出したのは 私達 消費者にも大きな原因があります。

私達の普段の購買習慣(公共心)の見直しや賞味期限と消費期限の正しい認識も大切なテーマだと思います。

ただ最近、一部のスーパーなどで3分の1ルールを撤廃して、アメリカ並みの2分の1ルールを採用するところが現れたり、製造メーカーやスーパー、コンビニで出た食品ロスを発酵させ家畜の飼料にする取り組みも始まり、これが理解され広がる事に大きな期待をしています。


ウォーキング教室

  いよいよ明後日の8月25日、名古屋街頭清掃終了後、柴山さんのウォーキング教室を開催いたします。

名古屋掃除に学ぶ会の初期からのメンバーの柴山明輝さんは多才な能力を持っていて、私も公私に渡ってお世話になっています。

柴山さんは 100 キロマラソンを、ほぼ練習の無しに近い状態で14 時間 47 分で完走し、フルマラソンも4時間18分で走り、しかも共に筋肉痛無しという驚きのランナーなんです。

そのランニング歴はたった6年。柴山さん曰く「もともと人間が持っている自然体の能力に気づき、日 常でも維持できれば、だれでも特別な訓練せずに、一日30キロを筋肉痛無しで、楽に歩けるようになり ます。」と仰られます。

明治以前の日本人はこのように歩いていたとも。 

各方面から このウォーキングのノウハウを依頼され、これまで約100名以上の方がレッスン受講されています。

私も先日初めてウォーキングレッスンを体験しましたが、目からウロコの連続でした。

確かに、この方法を日常意識すれば、膝が痛くなく、階段、山登りが楽に登れることもわかり 実際のトレッキングでも 体験しました。

今回、街頭清掃メンバー向けに特別に企画致しましたので、ご希望の方はお申し込みください。

勿論、メンバー以外の方でもOKです。

【日時】 8月25日(木)午前8時00分~10時00分(120分)

【場所】 名古屋市中区栄久屋大通公園駅出口南 歩道橋南

【参加費】 街頭清掃メンバー 3,000円 (通常5,000円) 全額熊本の災害支援に寄付します

【講師】 柴山明輝 100 キロマラソン完走 フルマラソン 4 時間 18 分(共に筋肉痛無しで) 

用意するもの    汚れても良いウェア・ソックス・底の薄いシューズ

●レッスン内容     基本自然体姿勢、動作の体験
1現状の立ち方                                                       2動物の進化の過程からの自然体、立ち方、息の吸い方・吐き方(武道、声楽レッスンと通じる!)                                                                           3身体の移動の仕方、現状・重力を使った楽な移動                                                                         4足の着地の仕方、現状・自然で膝を痛めない着地体験(実は自然に着地している時がある!)   5上半身の動かし方、現状・自然で楽な使い方体験(リヤカーを曳く時は?)                                6腕の使い方、現状・自然で楽な使い方体験(飛脚の棒は楽になる為だった!)                           7手指の使い方、現状・力が入り楽な使い方体験(なぜオリンピックリレーで日本がメダルを取れたか)                                                               8階段・坂道による実践(自然体だと楽に 登れる)                                                                           9平地による実践

参加申し込み書

お名前                              携帯

【申し込み先】ファックス 052-363-7032
あるいは携帯 090-8325-7607(柴山)まで


便教会

  今日は愛知県あま市の甚目寺南中学校で便教会がありました。

便教会の「便」は便器の「便」からきています。

鍵山秀三郎さんが提唱された「日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」に学ばれた 愛知県の高野修滋先生が、平成13年に便教会(教師の、教師による、教師のための、トイレ掃除に学ぶ会)を始められました。

「方法論や技術や手法ではない、ただ身を低くして実践あるのみ」という理念に賛同された多くの先生方が、トイレ掃除に取り組まれ、今では全国各地に広がりを見せています。

最近では、それが生徒さんにも広がり 参加された皆さんに感動の渦を巻いています。

甚目寺南中学校での「便教会」は今回で5年目にまります。

今回は生徒さんの自主参加で27人集まり、大人数での開催になったのですが、ウィークデイの しかも月曜日とあってリーダーが集まらず苦戦しましたが、今回も 素晴らしい会になりました。

便器に向かい 一心に取り組む生徒さんの姿は美しく、素直で純粋な心に触れる度に感動します。

しかも一年生から三年連続で参加してくれた生徒さんもいて、本当に嬉しい会でした。


明々後日の25日は、毎月恒例の名古屋街頭清掃の日です。

夏休みですので 親子でのご参加を心から お待ちしています。


哀しい知らせ

 今日、本当に哀しい知らせが突然入ってきました。

西田塾の先輩であり、名古屋街頭清掃でも大変お世話になっている方が急逝されました。

「世界の山ちゃん」の創業者であり エスワイフード会長の山本重雄さん。

名古屋を中心に関東や関西、数年前から海外でも 日本の居酒屋文化を広げ、正にその名の通り、世界に広がり始めた矢先の訃報に本当にショックを受けました。

山本さんは大会社の社長さんであり会長さんであるにもかかわらず 全く偉ぶること無く、目立つこともなく、いつも社員さんと一緒に笑顔で街頭清掃に参加くださっていました。

いつも ひょうひょうと現れ、誰が いてもいなくても率先して道路に這いつくばって、掃除をしている姿には感心するばかり、今年1月の大雪の時も「こんな時だからこそ、率先して掃除をすることが尊いんだ」と言って、大雪の中を一緒に掃除をしてくださいました。

最前列 左から3番目の方が山本会長

日々お忙しく、ハードなスケジュールで睡眠時間も無い位の毎日に、名古屋にいらっしゃる時は、その睡眠時間を削ってのご参加で、先月も笑顔で現れ「いつもありがとう、今日もよろしく」と言われ、帰り際には「来月は お店の宣伝の為にミネラルウオーターを配らせて下さいね」と言って笑顔で帰られました。

これもまた山本会長の素敵なところで、差し入れをすると言うと皆が気をつかうので、そうさせないための 優しい心遣いです。

そんな素晴らしい方と二度とお会いできなくなったかと思うと哀しくて哀しくて、残念でなりません。

また人格者であり ご家族思い 社員さん思いの経営者であられたので、ご家族は勿論、社員さん達の哀しみはいかばかりかと、その心中を察するに余りあります。

山本重雄会長へ 心から哀悼の意を表すと共に、御冥福をお祈りいたします。


食品ロスについて考える2

  国連は世界の食品ロスを2030年までに半分以下に減らそうとするプロジェクトを立ち上げています。

日本は皆さんもご存知の通り、食糧の約70%以上を海外に依存しています。

にもかかわらず、私たちは日本人は年間 約5500万トンの食糧を輸入しながら、1800万トンもの食糧を捨てています。
日本はほど大量に食糧を輸入しながら、廃棄を続けている国は 他にはありません。

食料廃棄している絶対量では、アメリカがナンバーワンですが、日本とアメリカでは人口が大きく違いますので、廃棄量を廃棄率に換算する必要があります。

そうすると、驚くべき事に世界一の消費大国アメリカを上回り、日本は世界一の食品廃棄国になります。

日本の廃棄量1800万トンは、世界の食料援助総量550万トン(WFP)をはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しています。

さらに付け加えると、日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが、残念なことに家庭から捨てられています。
この家庭からでる残飯の総量をお金に換算すると、日本全体で何と年間11兆円。

これは日本の農水産業の生産額とほぼ同額で、さらにその処理費用で、2兆円が使われています。

つまり、汗水流して作った農作物と同じ量を毎年毎年 輸入しながら捨てていて、尚且つ、そのゴミ処理費用の為に  今年度の経済対策補正予算に匹敵する2兆円を垂れ流している事になります。

世界では、飢餓が原因で1日に4~5万人(1年間に1500万人以上)の人が亡くなっており、そのうち7割以上が子どもたちです。

単純にはいきませんが、日本の食品ロスを無くすだけで世界の飢餓が救えることになります。

 これから先、地球温暖化等で穀倉地帯の干ばつ化が進み 食糧生産量が激減すると予想されています。

私たちは今の食生活や流通、商習慣等を改める時期に入ったと言わざるを得ません。


服について考える

  仕立ての良いスーツは歳を重ねる毎に 生地が身体に馴染んで柔らかくなり、身体の一部になったかの様な気持ち良さがあります。

服は素材や色、着心地でその日  1日の気持ちを微妙に左右します。

自分にとって最高の一着、大好きなお洒落な服は、自分の為でもあるけれど、やはり大好きな人と過ごす為の 欠かせない大事なアイテムで、大好きな人の為でもあります。

服にお金を掛けたり ファッションに拘る人は「自分に自信が持てない」とか「自分を飾って虚飾によって自分を自分以上に見せたい」と 書かれた物を読んだ事があります。

確かに、そういう要素は多分にありますし 私自身も、その文章を読んでから そう思い込む様になりました。

でも、ふと その日にビッタリな服を着た時の気持ち良さや、歳を重ねて大切に育て身体の一部になったかの様なツイードのジャケットを着た時の至福の一瞬は、さっきの薄っぺらな言葉を吹き飛ばしてくれます。

その幸福感を感じた事のない人や、経験の無い方は人生を少し損しているとさえ思えます。

多分、流行を追いかけ 使い捨てる様に服を扱う人には、なかなか経験出来なのだと思えます。

ジャケットでも、スーツでも セーターやコート、普段何気に着ている肌着さえ着ている間に身体に馴染んで着ます。

きっと 良い服は時と共に育つもの、育てるものだと 最近強く感じています。


ノウハウについて考える

  私は会社を訪ねて来てくれた人や所属しているグループの人に対して、今まで会社で蓄積してきたノウハウや仕組みを簡単に公開したり差し上げたりします。

それは、会社のごく近くの工務店であっても例外ではありません。

そんな時、社員さんからノウハウを公開してしまうのは、もったいないし 自分の首を絞めるだけだとよく言われます。
 
そんな時 私は、差し上げたノウハウや仕組みで、その会社やその会社に来たお客様のお役に立てれば、世の中の役に立つことだと思いますので、特に気にはなりません。

 何年もかかってできたノウハウや仕組みが何も指導も無しで、そのまま出来る会社は、そもそも完成されている会社で、そんな仕組みがなくても上手くいっています。

更に思う事は、そのノウハウが役に立てば喜ばしいことで、それを使いこなせるようになるまでに、私たちは更に進化をして上を目指せば良いと思っています。

ただ残念なことに、差し上げた仕組みやノウハウを継続して使ってくださっている会社はほぼありません。

話を聞いて頭で良いと分かっても、人間は変わることが1番の苦痛なので、今のやり方や場所から動こうとはされないようです。

それが証拠に、本屋さんに沢山並んでいる参考書を読んだだけで東大に合格する人もいれば、参考書を買ったところで東大に合格できない人もいます。

 だから塾がビジネスとして成り立つ! だから家庭教師の先生がいる! だから予備校が稼げます。

 私は、多くのお客様のお役にたつために 情報が溢れている現代で、ノウハウは永遠の価値を持つとは考えていません。

 私は、そのノウハウを使いこなす為の戦略的な脳、仕組みと訓練、デザインや仕様、生活ソフトなど 新しいものを生み出す研究的な脳と顧客を創造する力を磨いていきたいと考えています。